第零話

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初めまして。 私の名前は……まぁ、今は伏せておくわ。 第一話に入る前にちょっとしたヒント。 読まなくても大丈夫だけど、この物語を読んでいく上で役立ててほしいわ。 ある書物にこんなことが書かれている―― ― 三つの世界が重なって出来ている世界『エフィアル』 天界は神・天使、人間界は人間、魔界は悪魔・死神……と、それぞれこのような種族が大半を占めている。 この三世界で共通して一番重要なものは『エナ』の存在。 エナは体内に秘めた魔力を具現化させる能力である。 ただ、人間はエナを放つことが出来ないため、悪魔や天使などとの契約でエナを共有する者や人工的に作られたエナを使用する。 エナは謎多きものであるため、人間界では研究を進めている。 その力は、使う者によっては本当に強大なものになり、『使い手次第で三世界の脅威となるだろう』ともいわれていたが、誰もエナを悪用する者はおらず、三世界の平和は続いた。
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