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『 』
(・・・・・ここはどこだ?)
「これより、覚醒の儀を行う。」
(外から声が聞こえる・・・・。暗い・・・)
「パキパキ・・・パキ・・・」
(!!)
「パリンッ!!」
急に暗かった視界に光が溢れ出す。
あまりの眩しさに俺は目を細めた。
「覚醒者よ!そなたは今目覚めた!!今、道化師となりて愚者に制裁の火をともせ!我らが同士に祝福を!」
「ワァーーー」
なんだこいつら、誰だ?
道化師?覚醒者?
なんの事だ?
「・・・・ここは、」
人、人、人、・・・人。何百人と言う人が自分を見ている。
部屋、というよりこの広さはホールに近いだろうか・・・
床はモノクロチェックのタイルばりに、壁は窓一つなく密閉されていた。
そして、俺と何百人の人の間には、太いロープが隔てていた。
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