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私はまた眠気が襲ってきて、そのまま眠ってしまった
お昼過ぎに目が覚めて、小さな土鍋を出して鍋焼きうどんを作った
身体があったまり、気分がよくなった
その時携帯が鳴った
【うん、俺だよ。たまたま通り掛かったら須藤倒れててびっくり。一応薬飲ませて会社行ったんだ】
やっぱり時任君だったんだ
【ありがとう、助かりました】
【居酒屋の大将にもお礼いっとけよ。最初に見つけたのおやっさんだからな】
大将が…今度お礼しなくちゃ
私は落ち着いた時、社長に電話した
『社長迷惑かけました、すみません』
『さすがのマヒルも今回は負けたな』
『30過ぎるとダメですね。熱も下がったんで明日には会社にいけます』
『無理すんな、明日も休め。二日くらい大丈夫だから』
『じゃあ…お言葉に甘えます。明後日から頑張ります』
私は少しホッとして、後片付けをした
ベットに戻るとまた携帯が鳴った
栗本さんだった…
『大丈夫?身体…』
『なんで知ってるの』
『今日A-la-modeに用事あっていったら、マヒル休んでるって』
『風邪こじらせて二日休みもらったの…ダメね。一人暮らししてると…修二も風邪に気をつけてね』
『無理するなよ…』
『ありがとう、わざわざ』
少しの会話だったけど嬉しかった
久しぶりにマヒルと呼ばれた…私はやっぱりあの人が好きだ
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