恋はやっぱりマシュマロ

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恋はやっぱりマシュマロ

クリスマスが近づいた。他の仕事で私達にはクリスマスさえ関係ない 24日にオープンする店の粗品の用意や、オープン前日のパーティーの用意に追われていた 『この細かい作業、私一番苦手~』と私は文句を言った 『こっちのほうが楽ですよ、先輩』と他の女子が言う 『おおざっぱな私の性格よく出てるよね。みんなクリスマス予定ないの?』 『私は25日、仕事終わり次第デートです』 『私は26日におやすみもらってます。一日ベッタリですね』 いいな…ちゃんと予定あるんだ… 私はまあ…あんまり関係ないかあ。ワインでも買っといて寝る前に飲むしかないね… ビーフジャーキーをおつまみにワインに決まり! とにかく目の前にある粗品を包装しなくちゃ今日は帰れない 家に帰ると深夜1時だった。帰りに買ったコンビニのおにぎりとカップ麺を食べる 仕事が忙しくて、中々時任君にもご馳走できなかった 栗本さんはクリスマスどうしてるんだろうか? 仕事なのかな…皆で飲みにいくんだろうか? ふと、思ってもしかたない事を思ってしまう。まだ付き合ってたら一緒にすごせたかな…なあんて いけない、いけない 鋼の心になったんだろ? 今年のクリスマスは仕事にかけなさい!
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