あの子の名前

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「この、『ポニ子』というのは……」 「あ、うん。多分、私の事だと思う。後はさ、」 先生の所へ近づいて、少しページを戻す。 「ここに書いてある『モノ子』とか、『モノ江』ってのも、なんとなく思い当たる人は居るんだ」 「じゃあ、この『ウボァ』というのは?」 「…あー、それは」 ちょっと色々あって、とあえてぼかすと、先生もそれ以上はつっこんでこなかった。
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