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「武器を向けたってことは、覚悟出来てるんだな?」
シンの手が空に向けられる。
周りの生徒は構わず走って来る。
「ワ・ステロシア」
その瞬間、シンの頭上に黒い雲が現れた。
生徒たちもそれに気付き、動きを止めた。
見たことのない魔法に警戒する。
「・・・やれ。」
雲が一気に生徒たちの頭上までも広がる。
第六感が逃げろと警告する。
しかし恐怖で体が誰も動けない。
雲はゆっくりと生徒たちを覆い隠し、そのまま停止した。
その時、ちょうどレイたちも到着した。
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