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シンから突き放されたレイは涙を流してシンを見ていた。
(泣かないでくれ・・・お願いだから・・・俺はもう・・・)
心の中でそう思っても言葉には出来ない。
そんな苛立ちを隠すようにシンは四人に背を向け、その場を立ち去った。
シンがいなくなり、四人は黙ってシンの出て行った方を見詰めていた。
「・・・どう思う?」
ケンが三人に言うがディーシャもカイも首を横に振るしかなかった。
「分からないよ。
確かに彼は驚くくらいにジンに似ている。
しかし・・・」
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