始めに

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『遅いね。』 『あぁ。』 私は早くバスが来るように願った。 神様、どうか私が笑顔で居られるうちにバスを来させて下さい.. 雨水の音が聞こえるくらい静かな時間、私はいつの間にかうつむいて涙を堪えていた。 次の瞬間 何かが優しく私の頭に触れた。 びっくりして顔をあげると裕の手の平が私の頭を包んでいた。 『 ごめんな 』
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