0人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺にとっては楽勝だったけどな」
「だろうね」
車の中に入り込む
中には美香を含め、5人が乗っていた
助手席には部長
運転席には3年前の事件以来配属された雄一
そして、後部座席に同じく3年前の事件以来配属された
遥、慎二の2人と俺、美香を含めた4人が座っていた
「それで今日の仕事は?」
俺が本題を持ち出すと、美香がノートパソコンを持ち出し、画面を見せる
「今回は、ポイントLD-3に出現したランクCの魔物の除去です」
この世の生命には、危険度を基準としたランク付けがされており
上から
ランクS
ランクA
ランクB
ランクC
ランクD
ランクE
まで存在し、ランクが低くなるほど危険度が低くなる
人間は、ランクDに属すが、それは通常の人間であり、特別な能力を持っていたりすると、それに応じて危険度も上がるので一概に言えない
このワゴン車に乗る人間は、ランクB~Aに該当する者たちばかりだ
故にランクCに属する魔物なんていうのは簡単な相手である
「わかった。じゃあ現場まで行ってくれ雄一」
「はいっと」
そういうと雄一はアクセルを踏み、現場へと車を向けた
最初のコメントを投稿しよう!