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「ごちそう様でした。凄く美味しかったっす!」
「あらそう~?香川君が本当美味しそうに食べてくれるから、おばちゃん作る甲斐があるわぁ」
「・・・・・・・」
「何?アンタさっきから黙ってて・・・どうかしたの?」
「い、いや別になんでもねぇよ・・・」
あれからおれも風呂に入って、今飯を食ってる所なんだけど・・・
隣に香川がいるってのがどうも落ち着かなくて飯を食ってる気がしねぇ・・・
本当はおれの隣はまゆのはずなんだが・・・
「そういやまゆは?」
「ああ、まゆちゃんなら今日はお友達のお家にお泊りに行くって。」
「そうなのか・・・。」
「さて、もうアンタ達食べたわね?お皿片づけちゃうけどいい?」
「あ、俺手伝います・・・」
「あらあらいいのよ。本当香川君は偉いわねぇ~ウチの明と大違い。」
「・・・る、るせッ!!おれだってちゃんと手伝ってんだろうがよッ!!」
「はいはい。ホラホラ、もう片づけの邪魔だから早く部屋戻んなさい。」
ムキになって言い返すおれに母さんは笑いながらおれ達を部屋に促すとテーブルの上の皿を片づけ始める。
おれはその姿を見届けると香川を連れて自分の部屋へと移動した。
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