†お茶会†

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*** 「さてと!」 再会の挨拶が済んでから少し間を置いて、私は帽子屋のように口火を切った。 「そろそろ行く?」 確認するようなレンゲの声に頷いてから、グリフォンに振り返った。 グリフォンは既に人の姿に戻っている。先程とは少し違い、背中から翼が生えているけど。 眉間に皺を寄せてルリ君を見ていたところだった。私に気付き、そのまま顔を向ける。 ちょっと怖いけど……気にしない。 「グリフォン、ありがとうね」 「ああ、別に構わねぇよ。また審判する時に会うんだからよ、堅っ苦しい挨拶は止めてくれ」 「そ、そうだった……」 また審判されることを考えると少し憂鬱になる。 項垂れてから、ふと気付いてグリフォンにもう一度口を開いた。 「ルリ君が……どうかした?」 じっと見つめ合う二人に首を傾げると、グリフォンが物凄い険相で私を見た。 「あぁ? この糞インコが俺の真似してやがるからよぉ……」 声もドスが効いていて、激しく悪態をついている。 こ、怖い……!! いつも以上に、怖すぎる!!  
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