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俊介が学を見て言う
「ここにいても辛いだけだし…ごめん兄貴…」
学が俊介に言う
「埼玉行っても、サッカーはやらないつもりなのか??静岡東で入学当初から、レギュラーのお前ほどの才能があれば、将来はプロで、また一緒にできると思ってたんだけどな…恵美ちゃんの件なら、お前だけの責任じゃないだろ…」
俊介が少し声を荒げて言う
「兄貴!やめてくれ!!恵美は俺のせいで死んだ…埼玉でも、サッカーはやらないよ…もうやりたくないんだ…兄貴の活躍応援してるから、俺のぶんも頑張って」
学が少し寂しそうに言う
「わかった…」
学が自分の部屋に戻っていく
(ごめん兄貴…3ヶ月前、あんなことになるまでは、サッカーが好きでしかたなかった。父さんと兄貴と仲間と一緒に静岡東で、みんなで全国優勝して喜びあいたかった…でも、俺はあのときから、自分もサッカーボールも全部嫌になったんだよ…)
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