Stubborn person

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「見られてる」 志絆は前方の木々に視線を向けている。 「し、志絆さん?」 「なんだろうな、前に戦った奴らみたいにヤバい感じはしない」 志絆がそう言った瞬間、夏樹の目の前が暗くなり、驚いて目を閉じた。 「やっぱり夏樹さんじゃないっスか」 聞き覚えのある声に、ぱっと顔を上げれば、良く見知った人物がそこにいた。 「才蔵くんっ!?」 夏樹の目の前にいたのは佐助の下で働いてる忍の一人、霧隠才蔵だった。
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