1704人が本棚に入れています
本棚に追加
/546ページ
「見られてる」
志絆は前方の木々に視線を向けている。
「し、志絆さん?」
「なんだろうな、前に戦った奴らみたいにヤバい感じはしない」
志絆がそう言った瞬間、夏樹の目の前が暗くなり、驚いて目を閉じた。
「やっぱり夏樹さんじゃないっスか」
聞き覚えのある声に、ぱっと顔を上げれば、良く見知った人物がそこにいた。
「才蔵くんっ!?」
夏樹の目の前にいたのは佐助の下で働いてる忍の一人、霧隠才蔵だった。
最初のコメントを投稿しよう!