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本棚に追加「人が死ぬのには慣れない」
凪の目は悲しんでいるわけでもなく、嘆いているわけでもなかった。
それは、切なるもの。
「わかってるんだ、生きてる限り死はいつだって隣にあるって。だけど、この戦乱の世はそれが近すぎる」
「凪」
凪達がいたあの世界は、確かに死の臭いが遠い世界だった。
俺はそれに物足りなさを感じた。
だが、今一度この世界に戻ってみればどうだ?
俺は凪の身は愚か、己の身すら守れず、少しでも何かが違えば死んでいた。
凪も、まだ名もない命も。
そう考えただけで、今まで感じたことのない恐怖に襲われる。

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