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この様子じゃ、もうさすがに懲りただろう…
「さあ、早く行きましょう」
僕は玉木さんの腕を強引に引っぱろうとした…
その時…!!!
ボッワン!!
僕の手がはじかれた…
「痛って~!!」
なんなんだいったい…
玉木さんの周りには変なバリアのようなものが覆っていた。
はじかれた腕からは、ダラダラと血が流れていた。
「いったいどうしたんですか、玉木さん!!」
「………ケツTフィールド全開」
何を言ってるんだ玉木さん!!?
僕には何がなんだかわからなかった。
「…ケツジ君には見られたくなかったけど、しょうがないわね、アレを使うわ…」
玉木さんは急に穏やかな口調に戻った。
それにしても、アレってなんなんだ?
「ケツジ君は50m走何秒かな?」
「えっ…9秒68ですけど…」
「あはははははは、じゃ逃げるのは無理だね…」
玉木さんは笑顔だったけど、なんだか不気味だった。
「あんまり、恥ずかしいから見ないでね。」
玉木さんは僕にウインクをすると、ケツを出し、車になすりつけ、叫んだ…
「ケツンドインパクト!!!!!!!!!!!」
……もうそれからの記憶が無い…
何が起こったのかも、その後世界がどうなったのかも…
終わり
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