ケツ、襲来

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西暦2015年 ミーンミンミン…ミンミー… 蒸し暑い猛暑の中、セミの鳴き声がよく響いている。 街にはセミの鳴き声とともにアナウンスの警報がながれていた。 『本日、12時30分、東海地方を中心とした特別非常ケツ事態宣言が発令されました。住民のみなさまはお近くのシェルターに避難してください。繰り返します・・・』 みんな、とっくにシェルターに非難しているというのに、僕はこんな時に待ち合わせなんてしてて大丈夫なんだろうか? そんなことを思いながらケツをかく 待ち合わせの相手は玉木 知裕(たまき ちひろ)という女性。 といっても、面識はなく、わかっている事は、名前と容姿と連絡先と、 あと…僕の父さんと仕事状で関係があるということだけだった。 待ち合わせの理由は、父さんが僕を呼んでいるからだそうだ。 それにしても…いったいなんなんだろう 父さんが僕を必要としてくれてるなんて… そんなことをいろいろ思いながら玉木さんを待っていたが しかしいくら待っても玉木さんは来ない… 連絡とろうと思っても非常ケツ事態でとれないし… もしかしたら、もうシェルターに向かったのかも… 「待ち合わせは無理か…しょうがない、僕もシェルターに向かうか」 ぼくは諦め、玉木さんのケツ写真をみながら呟いた。 そんな時、後から僕のケツが視線を感じた。 僕はとっさにふり返る。
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