ケツ、襲来

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僕は山の谷間から巨人を確認しようと身を乗り出そうとする。 よく、見えないけど、巨人はいるのに、さっきまで数十機もとんでいた軍事用飛行機が1機も見当たらない… もっと見ようと無理やり身を乗り出そうとしたその時、 「伏せて!!!」 「わぁ!?」 玉木さんは僕を抱きしめて、座席下に伏させられた。 僕はなにがなんだか分からなかった。 少し間、シーンとした沈黙が続く…… しかし、次の瞬間、 物凄い爆風が吹き、地響きのような爆発音が轟いた。 ゴォォオッーーー! あまりの風力に僕たちの乗っている車は吹き飛ばされ、何回転かしたあと、逆さまの状態で落ち着いた。
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