毎日の奉仕と情事

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ちょうど用意が終わった時、一人目のお客様が来店された。 私はすぐに呼ばれて、お客様の待つ部屋へと向かう。 「…失礼します」 襖越しから一言挨拶を済ませてから上品に部屋へと入る。 「…芹愛ちゃん。久し振り」 お客様の聞き覚えのある声を嬉しく思いながら、ゆっくりとお客様の顔を見上げた。 「お久し振りです」 そこに居たのは一ヶ月に一回、私を指名して来店して下さるお客様だった。
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