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その後簡単な質問タイムを受けて、つつがなく自己紹介は終了。
体力測定の為、着替える訳ですが、ちょっと問題が。
小学生の生着替えを見ながら注意をしなければならないんです。
ちょっと気まずいんですよねー。
仮にも女の子の生着替えを見守るんですから。
ハルヒと一緒にはっちゃける生徒たちを急かし、着替えさせる訳ですが…。
い う こ と を き き や し ね ぇ
比較的女子はきゃいきゃい騒ぎながらもさっさと着替えるんです。
しかし男子は、体育着に着替えるのになぜか全裸。
フルチンですよフルチン。
女子は全裸にはなりませんが、上半身裸で騒いでます。
二年生に成り立てですからね、頭はまだまだ一年生。
落ち着きがない⤵
しかし、まぁ…松坂屋は悠長に思ったわけです。
全裸の男子に半裸の女子。
ロリコンやショタコンだったら夢の空間なんだろうな、と。
ま、生憎私は年上好きで女好きですからね、毛も生えてないようなチンチンやペッタンこな胸を見ても何も感じません。
で、とりあえずなんとか着替えさせ、外に向かわせました。
軽い脱力感を感じつつ教室の電気を消して、思い足取りで教室を出た直後、いきなり背中を叩かれました。
松「っと……」
あんだよ……まだ誰かいたのか?そう思い振り替えると…
ハルヒ「む~…」
ちょっとお怒りな様子のハルヒがいた。
松「え、あ……どうかしました?」
ハルヒ「……さっき」
松「…え?」
ハルヒ「さっき、わかってて意地悪したでしょ~?」
どうやら校長・鈴木事変のことを言っているらしかった。
松「あ、ああ……すみません。悪ノリしちゃって…」
ハルヒ「別にいいんですけどね~?松坂屋先生って意地悪なんだな~って思っただけですから」
松「ええ!?いや…否定はしませんが…すみません…」
とりあえず謝るか、と軽く頭を下げました。するとハルヒはちょっとはにかんで私を追い抜かし、振り返り…。
ハルヒ「ふふ、冗談ですよ。楽しかったし、さ…早く行きましよう」
そして一言。
ハルヒ「あ…でも、女の子には優しくしないとダメだよ?」
悪戯っぽく笑って、ハルヒは駆け足で廊下の角に消えていった。
そんな彼女に、私は一つの淡い想いが沸き上がるのを感じました。
それは――――………
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