第壱話 新型のブラスト・ランナー

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淀みなく澄んだ空……。 澄んでいるのは空だけ、荒廃した大地、数少ない緑、濁った海。 増えすぎた人類は今、エネルギー不足のため生活すらままならない スラム街に住んでいる少女がいた 2/3番地 スラム街 ジャンク置き場 シフォン「ここから使えるパーツを探さないと……って聞いてるソル?」 ソル「聞いてるよ、全くシフォンはどうして毎日ジャンク置き場にくるかね」 シフォン「GRFやEUSTがブラスト・ランナーを所持してるのは知ってるでしょ?」 ソル「あぁ…知ってるよ確か二足歩行型汎用兵器だろ?、だけどそれとジャンク置き場にどんな関係があるんだ?」 シフォン「10年前にエイオースで爆発事故があったでしょ?、それが2/3番地……このジャンク置き場なの」 ソル「と言うことは…ブラスト・ランナーがあるかもしれないってことか?、でもあの爆発事故でみんな粉々になったんだろ、ニュードも爆散したし」 シフォン「分からないでしょ……一機くらい無傷で残ってればラッキーでしょ」 ソル「そりゃあ確かブラスト・ランナーをGRFかEUSTに売れば高値で買い取ってくれるからな」 シフォン「何言ってるの?売らないよ」 ソル「何言ってんだ?シフォン」 シフォン「私が乗って、このスラム街を豊かにするんだよ」
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