第一章

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「おっ、なかなか根性のある奴だな、いいだろう。マシンを持ってきな。」 「ああ、ちょっと待っててくれ。」 男性は自分のマシンに乗り、スタートラインに止まった。 「ヘッ、何が来ると思ったら、レクサス IS300かよ、日本人にはお似合いだな❗」 ギャラリーからも笑い声が聞こえる。 「掛け金は5000ドルでどうだ?日本人。」 「俺の名はケンジだ、覚えておけ。」 「へっ、随分余裕じゃねぇか、いいぜ始めよう、おいミーヤ‼掛け金を集めてくれ‼」 「ハーイ❗」 一人の女性が互いの掛け金を受け取った。 「ねぇねぇあなた。」 「ん?俺に何か用か?」 「随分自信あるみたいね、私の彼のバイパー、かなり速いわよ?🎵」 「それは楽しみだな。相手が速いなら俺もベストを尽くすまでだ。」 「フフッまぁ頑張って🎵」 そう言って彼女は去っていった。 「…俺の女を見とれてないでそろそろ始めるぞ❗」 「ああ、よろしく頼む。」 二台のマシンのエンジンが轟きだした。 ブオオオ‼ グオオオ‼
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