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さっき掛け金を渡したミーヤがスターターをする。
「カウントいくわよ‼ 5‼4‼3‼2‼1‼ゴー‼‼‼」
グオオオオオオ‼‼‼
ボオオオオオオ‼‼‼
先頭に出たのはパワーで勝るバイパーだ。
ケンジのIS 300も後に続く。
スタートしてからその先にはS字コーナーだ、バイパーは慣れたハンドルさばきで簡単にコーナーを抜けた。
「凄い❗あのジャジャ馬マシンをいとも簡単に使ってやがる❗これじゃぁあのレクサスも……‼」
ギャラリー達が予想していたのと全く違ったのだ。
ケンジはバイパーと全く同じペースでコーナーを抜けて行ったのだ。
「あのレクサス、先行していたバイパーと全くペースが同じだ❗」
「いやレクサスのほうが速い❗」
ギャラリー達はバイパーからレクサスに注目していった。
「ほおお❗やるじゃねえか❗だがこの先は山道みてぇな連続コーナーだ、着いて来れるかぁ⁉」
バイパーはさらに加速する。
「………。」
ケンジは無言のまま、バイパーを追って行った。
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