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「笑さん!俺、帰ったらすぐメールします!」
「あぁ、待ってる。」
そんな可愛い事を言われて、俺は顔が緩まないように必死で我慢した。
「それより、その[笑さん]ってやめない??あと敬語も!」
「え……?」
「今日からとはいえ恋人同士なんだろ??」
そう言うとまた嬉しそうな顔をして、「俺の人生の中で今日が一番幸せな日だと思う…」と、また可愛い事言うから俺の顔は緩みっぱなし。
「えと…笑…さん…」
「笑。」
「え…み…」
「そう。」
俺はゆっくりと千晴を抱き締めた
「笑…好き。」
「千晴…俺も好き。」
俺は自然と出た言葉に自分でびっくりした。
千晴が好き…?
好き……
そっか。
俺は千晴が好きなんだ。
きっと、一目惚れ。
カチカチで真っ赤な顔をして俺を待っている千晴に、俺は無意識に惚れてた。
だから、きっと自分では何も考えなくても告白をOKしたんだと思う。
「好きだよ…」
俺は気持ちを再確認するように呟いた。
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