運命の日

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少女の母親からも勿論証拠として、足にある痣が挙げられた。 この部屋に居る10人全員が『魔女』として狩られるのが決まっていた。 なんとか魔女じゃないと信じて貰おうと数人の女が男達に食い下がる。 それを冷たい目で見ると、彼女達は拷問されるべく部屋へと移動させられる。 拷問部屋からは悲鳴だけが聞こえてくる。 男達の罵声、女達の悲鳴。 いつの時代だって変わらない、弱い者イジメ。 少女と同じ部屋に居る女達は全員耳を塞ぐ。 聞いてはいけない地獄の様な悲鳴から逃げる為。
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