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拷問されている間、少女は目をつむり神に問い掛けていた。
『神は何を求めているのですか?』
勿論返事など返ってくるはずもない。
それでも少女は問う。
『神は何故私達を愛して下さらないのですか?』
小さな体に刻まれていく生々しい傷。
それはいつしか皮膚を裂けさせ、鮮血が流れる。
少女は思った。
綺麗な色だと。
拷問は酷さを増していく。
少女の足の爪を一枚ずつ剥ぐ。
あまりの激痛に気がおかしくなりそうな少女は、尚も声をあげなかった。
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