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本当に少女は強かった。
男達もビックリするくらいに。
少女は言う。
『神は私達の味方です。』
男達は顔を見合わせて笑った。
この状態で神を信じてる少女を笑ったのか、神の存在を笑ったのかは分からないが。
少女はそんな男達を憎いと思わなかった。
むしろ可哀相とさえ思えた。
『お前は生きたくないのか?』
男が少女に問い掛ける。
『生きたいわ。けれど、魔女じゃないのに認めるわけにはいかないもの。例えここで死のうとも、認めなければいいだけだもの。』
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