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俺が初めて不可思議体験をしたのは小学生のとき。
当時の俺は、ユウレイ?なにそれ?オイシイ?
まさに無知であり、無関心真っ只中。
そんな夏休みのある日、友達の家に遊びに行く時の出来事でした。
家を出て、子供の足でもギリギリ納まる程度の幅の狭い階段を下りて右折。
すると長さ5m程の小さなトンネルに差し掛かる。
このトンネルは小さいからか灯りの類が一切存在せず夏でも肌寒い程の場所である。
トンネルに入ると前方から杖をついたお爺さんが歩いて来ていた。
トンネルの中を足音と杖の音だけが響き渡る。
ちょうどトンネルの中央あたりだろうか?
お爺さんとすれ違う時に俺は
「おはようございます!」
なんていい子なんでしょう!挨拶できるなんてエライエライ
ところが!
お爺さんは俺をにらみ付けたのである。
(なんだよ~挨拶したのに~)
とブツブツ小言を言っている時、異変に気付いた。
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