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「いや、むしろ向こうはそれを狙って…」
フレア2のコールサインをもつあの衛士。化け物相手のみならず、人間相手にもそれなりに精通しているか。
「中尉殿 何か?」
「何でもない。今度はしくじるなよ。 相手は人間だ。少なくともその点は貴様と同じだ。」
「はっはい!フレア3了解です!」
フレア2はフレア3の動揺を誘うためワザと射程ギリギリまで近づいたのではないか?
その後位置がバレ、攻撃を受けるのを防ぐために我々は移動し、こうして陽動作戦を行っている。
これが相手の思う壷だとしたら
一人の実戦経験者と一人の新米、機体数も同じ同位戦とはいえ馬脚を現した兵士がこちらにいる。
それだけで勝負が決するとは言い難いが少々不利になったことは否めない。
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