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「…は?!」
こ、こここ恋人?!
「それだけです。」
「なっ…ななななんでそんな必要が?!」
「…今回のパーティーで恋人がいる必要があるんです」
「どうして?!」
「実を言うと、私の婚約の話が進んでいるんです。」
「こ、婚約…」
「はい。父親が決めた婚約話です。
そして私はその婚約をどうしても阻止したい。」
「そ、それで…?」
「今日のパーティーがその絶好のチャンスなんですよ。
というのも、私に恋人がいる証明をすれば話は打ち切られると思うんです。」
「なんでですか…?
一度決めた婚約が簡単に解消されるとは思いませんが…」
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