自分
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俺じゃない… 僕じゃない… 心中で念仏を唱えるが如く青年、葛城良はその言葉を繰り返す。 手には血だらけバール、その先には人の髪の毛が付着している。 そう仕方無かったのだ… やるしか無かったのだ… 自分が生き残る為には。 殺す…見殺しにするしか無かったのだ。
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