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秀…何で?
階段を駆け降り、早苗は自身に問い掛ける、勿論答えは無い、だが自問せずにはいられない。
命に別状はなくても、彼の無事を確認したい。
ワァァ!ナンダコレ!
イヤァァ!
何処かで声が聞こえるが、それは今の早苗には関係ない事、ただの騒がしい雑音でしかない。
三階を駆け降り、2階へ。
ワァァ…ニゲロ…!
パン!
雑音に破裂音のようなもの、音は遠いが耳には届く、だが早苗には関係ない、ただ必死に足を動かす。
2階を駆け降り一階へ、ここは入り口と受付、警備員の詰め所しかない。
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