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そう、早苗の彼氏、上司でもある服部 秀がそこに立ち尽くしていた。
「しゅう…なの?」
異様さはあった、だが今の早苗はこの状況に耐えられず、すぐにでも誰かにすがりたかった。
虐殺の現場、だが早苗には秀が生きていた事それがすべてだった。
他などいらない、自分にはこの人さえいれば。
そうこんな虐殺の光景も耐えられる。
「秀!」
背にもたれ、力一杯抱きしめる早苗。今はそれが最高の幸せだった。
こんな場所でも関係は無い。
しかし。
ヴゥ゙…!
と、異様なうめき声。
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