LUST*

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キミの肌は温かい。 こんなにも。 「もう少し…」 寝かせてっていう言葉は キスで塞がれた。 わずかな呼吸だけを許されて 幾度も重ねられてく。 幾度も。 幾度も。 「も…ダメ…って」 キミの胸を押し返して 黒目がちな瞳を見つめた。 わずかも動かない大きな黒い瞳。 そっと近づいて キミがペロリと目尻を舐めた。 「ん…」 くすぐったいけど すごく気持ちがいい。 大きな犬みたい。 茶色の柔らかい髪の毛に 指を潜らせてみた。 優しくて穏やかな早朝の光。 優しいキミの手触りと 溶かされそうな熱さ。 意識がふつふつと途切れる。 「……ねむい」 「眠いにょ?」 「…ん」 「寝ちゃダメ」 「だめ?」 「ダメ!」 「どして?」 「オレが起きちゃったから」 「ねようよ」 「ヤダ」 「ねよう?」 「寝ないのっ」 「オイラはねむい」 ここはこんなにも心地いいから。 .
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