第1章

18/26
前へ
/83ページ
次へ
俺と健人さんは駅前にあるパスタの美味しい店に入った。 俺は、クリームソースのパスタ。健人さんは、カルボナーラを頼んだ。 「このパスタ、美味しい!」 「でしょ?」 絶対に、美味しいって言わせる自信があるんだ、この店。 「気にはなってたんですけど、この店。ちょっと高そうな店構えじゃないですか?」 「ああ…。ちょっとね。」 「こんなに美味しいパスタが食べられる店だったなんて。誘って頂いてよかったな(笑)。」 「ずっと気になっていたんですけど…。言葉使い、すごく丁寧ですよね。」 「ああ、これですか?別に、良い所の子ってわけではないですけど、親にずっと言葉使いは気を付けるようにと、口をすっぱくして言われましたから。もう抜けませんね。(笑)」 「そうなんですか。」
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!

71人が本棚に入れています
本棚に追加