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シゲに似たあの人の彼氏は、シゲとは全く性格が違うみたいだった。
シゲはそんな人じゃないもん。
そんなに冷たくないもん。
「だから…せめて写真だけでも会えて嬉しかったんだと思います。手越さん…あなたに感謝します。」
「でも、僕が見せなければ…もっと生きていたはずでしょ?」
「…時間の問題でした。徐々に体の機能が弱り始めていたようですし…。家族にしたら、一日でも長く生きて欲しいっていうのと、先が見えているのなら…後悔ばかりの気持ちで逝って欲しくないから、少しでも幸せな気持ちで逝ってもらいたいって…そう思うんです。でも、兄は植物状態ですし、具体的に何もしてあげることは出来ませんでした。だから…本当に感謝してるんです。ありがとうございました。あなたのお陰で兄は幸せな気持ちで旅立ったと思います。」
健人さんの、心からの感謝に救われた気がした。
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