王子様は狼でした

3/22
前へ
/115ページ
次へ
「友達と会ってくるって言ってたけど、誰なんだその友達って?雷斗達も心配してたぞ。あとで電話しとけよ」 「友達の名前は秘密だけどすっごい可愛い奴なんだ。うん、分かった。電話してみる。ありがとう」 にこん。 本人は自覚してないみたいだがその笑顔は凶器に近い。 現に陸は顔を真っ赤にさせ目を背けている。 ホントに無自覚って罪だ。 携帯を開けてみると、雷斗と琉季と聖の着信とメールの嵐。 とりあえず、雷斗に電話したらすっごいキレられた。 ご飯も食べずに、心配してくれてたみたいだ。 友達と会ってくるとしか言ってなかったもんな…。 でも俺ってそんなに心配?? 俺だって男なのに…!
/115ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7317人が本棚に入れています
本棚に追加