7317人が本棚に入れています
本棚に追加
教室に着くと陸の机が酷いことになっていた。
「だれがこんなこと…!」 酷い…。
「はっ。こんな陰険なことてか出来ねぇなんて、男らしくないですね」
「り、陸」
陸は鼻で笑ってるけどこれはー笑ってていいことじゃないよ。
クラスをぐるっと見渡すとみんなこっちを見ていた。
眉を潜める者がほとんどだったけどー…
こちらを見てクスクスと笑うチワワ君達が数人。
でも何も証拠がないのに犯人を特定することなんて出来ない。
「…こんなこと…すごく嫌いだ」
俺が陸の机を掃除し始めると、琉季も雷斗も手伝ってくれた。
「三人ともありがとう…」
「ううん。陸…っ」
「「ちょ!?ええー?!」」」
陸にぎゅうぅっと抱き着いた芽伊にクラスのみんな&雷斗、琉季が絶叫。
「め、芽伊…!?」
「大丈夫だから…ね。俺は陸の味方…だからっ」
「ちょ!離れろー!」
琉季が慌てて引き離したが、しばらく陸は抜け殻のようだったとのこと。
最初のコメントを投稿しよう!