王子様は狼でした

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「そんなこと…で、出来るわけないだろ?」 「冗談だよ。顔赤くしちゃって可愛いな」 手首の手を離して聖が妖艶にクスリと笑う。 やっぱ愉快犯ですか!? ~♪~♪~♪ 「あ、雷斗からメール」 開けてみればまだ帰らないのか?とのメール。 もうすぐ夕飯の時間だし、そろそろ帰ろうかな。 「聖、俺そろそろ帰るね。ちゃんと薬飲むんだぞ」 「ああ。ありがとな」 「あ、そうだ」 俺は聖のおでこにキスをした。 「!?!//////」 固まる聖に笑いかける。 「おでこにキスすると早く風邪が良くなるって母さんが言ってたんだ。じゃあな聖」 もう一回おでこにキスしてから俺は部屋を出た。 そのあと聖は更に熱が上がったとか。
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