王子様は狼でした

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くすっとまた副会長さんが笑った。 それがまるで王子さまみたいで一瞬見とれているとーー。 チュ 唇に柔らかい感触。 「え…」 顔のすぐ近くで副会長さんがペロリと舌なめずりしていた。 優しい笑みは消えて、まるで兎を捕まえるようなライオンみたいな目で俺を見つめる。 「君のこと気に入っちゃった」 う、え、ええええええー!?
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