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とはさすがに芽伊様の前じゃ言えないので。
僕は転入生の耳元に唇を寄せ低い声で囁いた。
「よくも芽伊様を巻き込んでくれたよね?死にたいみたいだな」
「!!」
驚く陸を鼻で笑って、腕をぎゅッと強く掴む。
口元をまだ耳元に寄せたまま最後に囁いた。
「芽伊様に手ぇだしてみろ。殺すからな?」
「わぁ!陸とゆま、もう仲良くなったんだねっ。俺嬉しー」
「えへへ」
モサモサはぽかーんとして固まっていた。
きんも。
一生固まってな。
…そうだ。
「め、芽伊様…、あ、あの…」
「ん?」
「あの…き、キス。僕、許せません。副会長は僕がしめるんで心配しないで下さい」
「…っ/////ゆまっ、そんなのいいから…っ///」
あの場面を思いだしたのだろう。
顔を赤らめる芽伊様を見て更に副会長に殺意が沸いてしまったり。
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