ヤンデレ親衛隊隊長さま

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「お話ってそれ?」 まだ赤い顔をこてんと傾ける芽伊様にドキドキしたのはきっと、いや絶対僕だけじゃないハズ。 可愛いすぎますってば。 「それもありますけど…、あの、あまり生徒会には近づかないほうがいいかと。それに浅井先輩(陸のこと)といると芽伊様まで目立ってしまいます…。僕、それが心配で」 シュン…とする僕の頭をポスポスと芽伊様が撫でた。 穏やに芽伊様が微笑む。 「うん。心配してくれてありがと、ゆま。でも陸は俺の大事な友達だ。陸も生徒会の親衛隊に目ぇつけられてると思うから俺が守ってあげたいんだ。生徒会は…大地以外近づかないようにする。それじゃダメかな?」 「じゃあ、芽伊様は僕が守ります。どんな手を使っても」 俺がそう宣言すれば芽伊様はありがとうと優しく微笑んでくれた。
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