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｢？うん｣
雷斗の言う"やっと"の意味が分からなくて曖昧に頷けば雷斗は可愛いく笑って手を離した。
｢あ、着替えとかは持ってきた？｣
｢おお。準備いーだろ｣
｢あは。雷斗はしっかりしてるもんなー。お風呂先入れば？｣
｢んー。じゃあお言葉に甘えさせてもらうな｣
｢りょーかい｣
テレビを見て待ってよーと。
しばらくテレビを見てると雷斗が濡れた髪をタオルでゴシゴシ乾かしながら出てきた。
｢上がったぞー｣
｢うん。じゃあ俺も入って…雷斗？｣
捕まれた腕に首を傾げれば男らしい顔をした雷斗が俺をじっと見つめていた。
こんな顔をする雷斗は可愛い系の顔なのにかっこよく見える。
｢なぁ、芽伊。俺ーー｣
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