可愛い系男子は肉食系

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「あーお風呂気持ちよかったぁ」 首にタオルを巻いたままリビングへ向かうと雷斗がソファーに座ってテレビを見ていた。 「何見てんの?」 「格闘技」 「雷斗そういうの好きだよね」 「まあな、一番好きなのは空手だけどな」 雷斗黒帯だもんなぁーと思い頷いていると雷斗が俺を見て、ふと頬を緩めた。 雷斗が優しく俺の頬に触れる。 「間違えた」 「へ?」 「一番好きなのは…お前」 真剣な表情にドキリとした。 「雷…斗?それは…ー」 「俺は…お前が…」 ドンドン!!ドン! 「…ちっ」 し、舌打ち?! 激しく叩かれるドアを睨む雷斗に困っていると、そんな俺に気づいた雷斗が優しく微笑んだ。 「この話の続きはまた、な?」 「うん…てか誰かなこんな時間に…」 雷斗の話もすごく気になるけど… 時刻はもう22時過ぎ。 普通は出歩くの禁止のハズなのにいったい誰?
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