可愛い系男子は肉食系

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「芽伊、さんっ」 「大地?!」 扉の向こうで大地の声がして慌ててドアを開ければ息を切らした大地の姿が。 「ど、どうしたの?」 「ホント、はもっと…早く、来たかったんですけど…、会長達に捕まって、て…」 「うん、それで?」 優しく頭を撫でながら先を促せば大地が少し伏せ気味だった顔を上げてーーーー…大地との距離が0になった。 「んぅ…っ?」 き、キス?! 舌が入ってきそうになった時雷斗の怒鳴り声響いた。 「おいてめぇ!!」 「はぁっ」 雷斗の声で離れた唇を押さえながら荒く息をした。 また…キスされたなんて…。 お、俺…男なのに…っ! なんだか悔しくて大地を軽く睨みつければ… 今にも泣いてしまいそうな大地の姿にこちらが逆に怯んでしまう。 …まぁ、減るようなもんじゃないし…いっか。 でも副会長も大地も、 なんで俺なんかにキスしたんだろうか? …不思議すぎる。
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