79人が本棚に入れています
本棚に追加
3人の住む 家の中を 樹の上から イトゥクが 眺めていた。
「へぇ~。イトゥク兄さんは いつも ここに通っていたのかぁ。」
イトゥクが座る樹まで浮かんでいるのは キュヒョン。
「何しに来たの?キュヒョン。 僕を見張りに来た?」
イトゥクは少し怒った顔でキュヒョンを見た。
「見張りだなんて~ イトゥク兄さん 酷いなぁ。僕は ただ、最近 イトゥク兄さんが よく出掛けるって聞いたから どこ行くのかなぁって 思っただけだよ~」
キュヒョンは そう言って イトゥクが見つめていた先に目を向けようとした。
「帰るよ!」
キュヒョンが 視線を向ける前に イトゥクは 腕を引いて 飛び立った。
「ぅわっ!! な、何!? そんなに 引っ張らないでよ~!! イトゥク兄さん?」
慌てるキュヒョンを 無視したまま イトゥクは腕を引いて 屋敷まで スピードをあげて 飛んだ。
.
最初のコメントを投稿しよう!