一日月

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3人の住む 家の中を 樹の上から イトゥクが 眺めていた。 「へぇ~。イトゥク兄さんは いつも ここに通っていたのかぁ。」 イトゥクが座る樹まで浮かんでいるのは キュヒョン。 「何しに来たの?キュヒョン。 僕を見張りに来た?」 イトゥクは少し怒った顔でキュヒョンを見た。 「見張りだなんて~ イトゥク兄さん 酷いなぁ。僕は ただ、最近 イトゥク兄さんが よく出掛けるって聞いたから どこ行くのかなぁって 思っただけだよ~」 キュヒョンは そう言って イトゥクが見つめていた先に目を向けようとした。 「帰るよ!」 キュヒョンが 視線を向ける前に イトゥクは 腕を引いて 飛び立った。 「ぅわっ!! な、何!? そんなに 引っ張らないでよ~!! イトゥク兄さん?」 慌てるキュヒョンを 無視したまま イトゥクは腕を引いて 屋敷まで スピードをあげて 飛んだ。 .
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