パンドラの箱

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義母が切り出した。 「麻奈美さんと離婚したあたりの記憶がないみたいで……」 「はい?」 思わず大きな声を出してしまった。 正樹の頭の縫合痕を見た時、悩へのダメージを考えた。どんな後遺症が残るのか気に病んだが、こんなダメージは予想もしていなかった。 夜中になると魘されて暴れ、手が付けられないという正樹の付き添いは不安だった。 それでも、優希の泣き声への答えとしてアタシは付き添いをすると答えた。 どんな顔をして付き添えばいいのか、まさかの展開に頭が追い付いて来ないまま、その日の夕方から正樹の病室に行く事になった。
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