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大「ねぇ、まだ~……?」
母「もう少しよ~。」
そんな会話を、
かれこれ1時間くらいしてるけど
目的の隣町は一行に見えない。
大「母ちゃん、
俺、腹減ったぁーっ…」
母「ちゃんと朝ごはん
置いといたでしょー。」
大「食べる時間なかったじゃんかっ。」
母「だったら、
早く起きてちょうだい。」
大「ぶぅ~~っ…」(`ε´)
そんなこと言われたって
遅刻魔の俺には無理だいっ!
そう言おうと思ったけど、
母ちゃんに
怒られるのは嫌だから
やめといた。
大「……お花も枯れちゃうよ。」
ポツリ、と呟くと
どこからかラッパの音が聞こえてきた。
母「だいきっ、町見えたわよ!」
大「まぢっ!?」
勢いよく、身を乗り出すと
目線の先には
とっても華やかな町が見えた。
大「すぅぅっげぇーーっ!」
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