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「まあそうですよね。て、谷田さんも充分良い年じゃないですか。」
「何言ってるんですか~俺は永遠の二十歳な」
なが言い終わらない内に、谷田さんが座るソファの後ろに女性が近付いて来て、
「あ」
書類や雑誌を持った右手を大きく振り上げて、
バコンッ
「ったぁっ~!!」
凄い音がしたかと思うと、谷田が、ソファの上で、足をバタバタさせながら頭を押さえて悶えている。
わ
かなり痛そうだぁ。
あの、束で叩かれたのだから、相当の衝撃だったのだろう。
悶えようが、激しい。
にしても、かなりの痛がりよう。
ヤバい。ちょっと、笑えてしまう。
「谷田ぁ!!何が永遠の二十歳よ?
あなたは さ ん じ ゅ う 過ぎてるでショーがっ!」
痛がる谷田さんを笑いを堪えながら見ていると、女性の叱咤する声が、挟まる。
「叩かなくたって良いじゃないですかぁ~!今までで一番痛い~」
「ふん!気に入らないから、叩くのよ。不要な書類をどう使おうが、あたしの勝手だし。」
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