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「こっちよ。早く」 「はいはい…」 まるでホテルの様な綺麗な装飾品の数々。 それは此処が確かに宮殿だということを俺に確信させるには充分だった。 「…ふぅ」 目の前に大きな扉がきた所でリンスレットは立ち止まった。 「なんだ、行かねえの?」 リンスレットはチラリとコチラを見る。 「アンタ、ナドルド家ぐらい知ってるでしょ?」 「知らん」 「…ホントに知らないの?」 「サーセンww」 彼女はやれやれ、と息を吐く。 「此処、マグナドルドが首都になっているのはナドルド家の方々のお陰なの。詳しい事は今度話すけど」 「ナドルド…つまり教祖様ってか?ww」 「よく解んないけど…まあそれで解るならそれで良いわ」 …良いのかよww 「それで代々ナドルド家の方がこの国を治めてるのよ」 「つまり国王様、と」 「正解。やれば出来るわね」 「うはwwデレんなwwww」 ボコォッ 「ともかく、今からアンタが話すのは国王様なの。失礼の無いようにね」 「う…はい」
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