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「今日はそれだけ?」
若い男が私の耳元で言う。
『それしか見えないわ…
見えることしか言わない』
白い天井を見つめながら私はそれだけ言う。ベッドの脇にあるライトがぼんやりと照らしている天井を。
「…金額が多くなれば…もっと話してくれる…?」
横に寝そべっていた男がまた私に覆い被さる。
『…ッ……
いらない…!
今日はもう帰るから…』
男を払いのけると、私は立ち上がり服を着て部屋を出た。
その前にちゃんと現金を貰って
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